審査員の顔色から見るM-1グランプリ2017
前回のM-1グランプリ順位、覚えていますか?
それどころか、下手したら優勝コンビすら忘れられている可能性もあります。
M-1を第1回から欠かさずリアルタイムで見ている筆者に言わせれば、
M-1が持つ醍醐味と影響力の源泉は、これだけ。
そう、大物審査員の顔色。
松ちゃんとえみちゃんにインパクトあることを言わせればもう実質勝ち(売れる)です。
順位やネタよりも、「あの松本人志が絶賛!」、「上沼恵美子に酷評された」というキャッチフレーズによって評価が決まるのです。
今年の審査員はお馴染みのメンバーで、
東西、漫才非漫才、年齢層とバランスのいいメンバーかと思います。
・松本人志
・博多大吉
・礼二
・渡辺正行
まさに漫才日本一を決めるのにふさわしいメンツ。この人たちに選ばれれば誰も文句言えないでしょう。
でも、それだけの大御所が揃ってもやっぱりこの二人はインパクトが突出しているのは結局松ちゃんとえみちゃんなのです。笑いはパワーとはまさにこのこと。
そういう観点から、印象的なコメントはこちら!
「(マヂカルラブリーは)これでよく決勝に残ったと思いました」(上沼恵美子)
「(さや香に対して)漫才じゃなくても売れると思う」(上沼恵美子)
あとは、最終決戦で松ちゃんとえみちゃんが和牛に投票した印象も大きいでしょう。
はい、もう上記4組は売れたも同然。
ミキの技術力が圧倒的であろうと、かまいたちのコメント力が秀逸であろうと、
影響力ある大物絶賛された(シバかれた)コンビが注目が集まるものなのです。
今年も素晴らしい大会でした。出場されたみなさの今後に注目していきたいと思います。